新・暴れん坊将軍のストーリーはどのような内容？
初代・「暴れん坊将軍」は1978年から2002年にかけてテレビ朝日系列でレギュラー放映されたテレビ朝日、東映制作の時代劇シリーズです。
「新・暴れん坊将軍」では、吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸の町を舞台に、還暦を控えた吉宗が“世継ぎ問題”に直面し、そこからいろいろな騒動が巻き起こるという設定です。
監督は映画『クローズZERO』などの三池崇史、脚本は大河ドラマ「青天を衝け」の大森美香が担当しています。
物語は、享保の大飢饉からの不況に苦しむ民を救うため、吉宗が日々奮闘する様子を描いています。
還暦を迎えた吉宗は、後継者問題に頭を悩ませており、嫡男・徳川家重（西畑大吾）が病により右腕が動かず、言葉にも障害を抱えているため、次男の宗武が将軍の座にふさわしいとされる声が上がっています。
この状況の中、吉宗は貧乏旗本の三男坊・徳田新之助として町に出て、様々な事件に立ち向かうといういつもの痛快時代活劇です。
新・暴れん坊将軍の主なテーマとそれに絡むキャラクター
①世継ぎ問題
吉宗は、家重の能力に不安を抱きつつも、父親としての愛情を持って彼を支えようとします。物語は、親子の確執や絆を中心に展開されます。
②陰謀と対立
以前のストーリーは1話完結のオムニバス形式でしたが、今回は尾張藩主・徳川宗春（GACKT）が将軍の座を狙う野心を抱き、江戸城内での陰謀が渦巻く中、吉宗はその脅威に立ち向かうという1回限りのストーリー展開（予定）となっています。
③アクションと人間ドラマ
依然として史実ではありえない時の将軍・吉宗は、町で起こる事件を解決するために貧乏旗本の三男坊として剣を振るい、迫力満点の立ち回りを見せるダイナミックな剣劇活劇です
松平健の演技と共に、新たに豪華なキャスト陣が織りなすドラマは、往年のファンだけでなく新しい視聴者にも楽しめる内容となっており、物語に新しい風を吹き込んでいます。
GACKTが演じる徳川宗春はどんな人？
徳川宗春（とくがわ むねはる）は、江戸時代中期の尾張藩第7代藩主であり、1696年に名古屋で生まれ、1764年に亡くなりました。
彼は、尾張藩の3代藩主である徳川綱誠の二十男として生まれ、幼名は万五郎、後に通春と名乗りました。享保15年（1730年）に藩主となり、在職期間は約9年間でした。
宗春は、当時の江戸幕府第8代将軍である徳川吉宗と対立する立場にあり、吉宗の進める享保の改革などの質素倹約を重視した政策に真っ向から反対の意をあらわし、経済の自由化や文化の振興を図り遊興や商業活動を奨励し、名古屋を活気ある都市に発展させることに成功しました。
宗春は、豪華な衣装を好み、庶民との交流を大切にした大名として知られています。このような史実から、さながら傾奇者のようなGACKTの派手な衣装につながったのでしょう。
GACKTが徳川宗春にキャスティングされて理由は？
GACKTが徳川宗春役にキャスティングされた理由は、おおよそ下記のようなことかと推察されます。
1. カリスマ性とキャラクターへの適性
GACKTはその圧倒的なカリスマ性と存在感で知られており、徳川宗春の“かぶき者”としての特性に非常に適しています。
彼自身もこのキャラクターに共感しており、「ボクに合っている」とコメントしています。
宗春は派手な衣装を好み、民のために楽しむことを重視する一方で、将軍の座を狙う野心家でもあります。
2. 「暴れん坊将軍」への理解とリスペクト
GACKTは「暴れん坊将軍」を昔から視聴しており、この作品への深い理解とリスペクトを持っています。
彼は松平健との共演を非常に光栄に思っており、過去の作品をただなぞるのではなく、自分自身の解釈を加えることで新たな徳川宗春像を作り上げようとしています。
3. 三池崇史監督との信頼関係
GACKTと三池崇史監督の関係は、長年にわたるものであり、特にGACKTが映画『BLUE FIGHT～蒼き若者たちのブレイキングダウン～』に出演することが決まったことが注目されています。
GACKTは、三池監督に対して出演を直談判した経験があり、過去にはオーディションを受けたものの、出演を断られたことを明かしています。
彼は「これはGACKTさんじゃないんですよ」と言われ、帰されてしまったと語っていますが、その後、三池監督から直接出演のオファーがあり、スケジュールを調整して参加を決めたと述べています。
このようにGACKTは、監督の三池崇史との過去のコラボレーションを通じて、彼の作品に対する信頼を寄せています。三池監督の独特なスタイルに魅了されており、今回のオファーにも喜んで応じたと語っています。
これらの理由から、GACKTは徳川宗春役に選ばれ、彼の独特な演技力と存在感がこの重要な役どころに期待されています。
GACKTの衣装や見た目にはどのような特徴がありますか？
GACKTが「新・暴れん坊将軍」で演じる徳川宗春役の衣装や見た目には、いくつかの特徴があります。
ド派手な衣装
GACKTの衣装は非常に派手で、特に目を引くのは彼がまとっている羽織です。この羽織は色鮮やかで、彼のキャラクターである“かぶき者”の個性を強調しています。
宗春は、民のために楽しむことを重視し、豪華な衣装を好む人物として描かれています。
長い煙管
GACKTは、1メートルを超える長い煙管（きせる）をくゆらせる姿でも知られています。(まるで花の慶次を彷彿とさせますね。・・・てか、そのまんま？！）
この煙管は、彼の独特なスタイルを象徴しており、型にはまらない自由な生き方を表現しています。
個性的な外見
宗春は「非常に“かぶいて”いて、独自の思考で生きる人間」として描かれ、彼の衣装や見た目はそのキャラクター性を反映しています。
GACKT自身もこの役柄に対して「ボクに合っている」と感じており、彼の持つカリスマ性と存在感が宗春の豪快さを引き立てています。
このように、GACKTの徳川宗春役は、派手な衣装と独特な見た目を通じて、キャラクターの個性を強く表現しています。
GACKTが語る新・暴れん坊将軍制作秘話
GACKTは、松平健が主演するこの作品に参加できたことを「光栄」とし、昔から「暴れん坊将軍」を観ていたファンとしての感慨を述べています。
彼は、松平との初共演を楽しみにしており、松平の演技力に感銘を受けたと語っています。特に、松平の演技が変わらず力強いことに驚かされたと述べています。
また、GACKTは自身が演じる徳川宗春のキャラクターについて、「民のためには派手に楽しむことこそ肝要」という信念を持つ“かぶき者”であることを強調しました。
彼は、宗春が吉宗の倹約政策を無視し、自由な政策を貫く姿勢が魅力的であると感じているようです。
GACKTはこの役を通じて、視聴者に新しい時代劇の楽しさを伝えたいと考えており、特に若い世代に時代劇の面白さを感じてもらえることを期待しています。
また、GACKTは、監督の三池崇史が手がける独特なカメラ割りやテンポ感に期待を寄せており、視聴者を飽きさせない作品になると信じています。
GACKTの演技と音楽的才能が融合したこの作品は、時代劇ファンだけでなく、新しい視聴者層にもアピールする魅力を持っていると言えるでしょう。
彼の存在感と深みのある演技が、徳川宗春というキャラクターに新たな命を吹き込んでいます。
主要なキャストは？
『新・暴れん坊将軍』の主要キャストは以下の通りです。
松平健: 徳川八代将軍・徳川吉宗役。江戸幕府の最高権力者であり、貧乏旗本の三男坊・徳田新之助として町に出て様々な事件を解決します。
GACKT: 尾張藩主・徳川宗春役。将軍の座を狙う派手好きなキャラクターです。
西畑大吾: 吉宗の嫡男・徳川家重役。病により右腕が不自由で、顔にも麻痺がありますが、実は頭脳明晰で剣の腕も立つキャラクターです。
小澤征悦: 旗本・本間要治郎役。父の不正によって吉宗に恨みを抱き、暗躍する野心家です。
藤間爽子: ヒロイン・おきぬ役。材木商の娘で、家出後に人買いに絡まれ、福太郎に助けられます。
木村了: 家重に仕える忠実な小姓・大岡忠光役。家重の意志を代弁する重要な役割を担っています。
駒木根葵汰: 吉宗の次男・宗武役。文武両道で、次期将軍候補として期待されています。
内藤秀一郎: 美男役者・蘭丸役。おきぬをだまそうとする悪党です。
勝村政信: 江戸南町奉行・大岡忠相役。吉宗からの信頼が厚く、庶民の味方として活躍します。
小野武彦: 御側御用取次役・加納五郎左衛門役。吉宗の教育係であり、彼を常に案じています。
高島礼子: 町火消し“め組”の女将・おさい役。江戸の町で重要な役割を果たします。
生瀬勝久: “め組”の頭・辰五郎役。人情味あふれる勇敢なリーダーです。
新・暴れん坊将軍の放送日はいつですか？
『新 暴れん坊将軍 2025』は一話限りの特別放送です。シリーズ化はされておらず、毎週の放送予定はありません。放送日は2025年1月4日で、リアルタイム配信と見逃し配信が予定されています。
主演の松平健は2024年に芸能生活50周年を迎え、この節目を記念する形で新作が制作されました。松平は「暴れん坊将軍」が自身のキャリアにおいて非常に重要な作品であり、復活を熱望していたと語っています。
特別放送の影響で今後のシリーズ化の可能性は？
特別放送が好評を博した場合、シリーズ化や劇場版などの展開が期待されているという声が多く見られます。
特に、監督の三池崇史氏による独特な演出やキャスティングが評価されており、往年のファンだけでなく新規の視聴者からも高い支持を得ていることが伺えます。
視聴率が高ければ、シリーズ化の可能性が高まるでしょう。過去のシリーズが長寿番組として愛されてきたことから、視聴率が一定以上であれば、続編制作の動きが出るかもしれません。
したがって、「新・暴れん坊将軍」の特別放送が成功すれば、シリーズ化の可能性は十分にあります。
視聴者の反応や視聴率が鍵となるでしょう。今後の展開に注目が集まります。
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