40代以上のビジネスマンの中には、いまだに「トートバッグはビジネスで使うにはちょっと?」と思われている方もいらっしゃると思います。
しかしビジネススタイルも、よりカジュアル化する傾向にあり、画一性から個性を主張する風潮が強くなるにつれ、ビジネスアイテムとして機能的にもデザイン的にも洗練されたビジネストートバッグが選ばれるケースが増えています。
見た目が重視される今のビジネスシーンに、おしゃれなファッションアイテムとしてトートバッグを活用しない手はありません。
40代からの大人のビジネスマンに向けて「ダサくない!ビジネストートバッグ」の選び方をご紹介させていただきます。
なぜ今40代男性にビジネストートバックをすすめるのか
1:「トートバッグはダサい!」という固定概念を変えてほしい
トートバッグをひと言で定義すると「持ち手が2つであり間口がバッグの上部のみにある、マチ(奥行き)が深い角型のバッグ」です。
トートバッグの「トート(tote)」の語源は、アメリカの俗語で、「運ぶ」「背負う」という意味で、元々は、キャンプなどで水や氷を運ぶために作られた丈夫な手提げ袋を「トートバッグ」と呼んでいました。
そのようなトートバッグの歴史から、「多くの荷物を運ぶための簡易的な入れ物」という認識で止まっている人はいるようです。
特に40代男性にとって「トートバッグ」のイメージは
など、堅牢なブリーフケースやアタッシュケースと比べて、「トートバッグはビジネスには向かない(ダサい)」と思われる方が多いのではないでしょうか。
しかし、リモートワークやフレキシブルな勤務形態が普及する現代の働き方の変化の中で、よりスマートで機能的なトートバッグが増え、オフィスだけでなく外出先でも使いやすいアイテムとして注目する風潮が強まり、オン・オフ両方で使えるバッグとしての需要が高まっているのです。
2:ビジネスカジュアルにかかせないファッションアイテムの1つ
おしゃれに柔軟で感性が若い40代のビジネスマンを中心に、トートバッグはビジネスカジュアルのアイテムとして受け入れられています。
現在のビジネスシーンにおけるビジネストートバッグは、機能的でありながらスタイリッシュで、多様なシーンで活躍できるアイテムとして位置づけられています。
つまり同世代のビジネスマンがおしゃれアイテムの一つとして普段使いするようになり、もはやビジネスシーンにトートバッグは当たり前になっていることに気付くのです。
確かに、オフィスカジュアルが浸透し、ビジネスシーンでもおしゃれや多様性を求められている中で、これまでのごついビジネスバッグはもはや違和感を感じるようになってきました。
そんな世の中の流れに影響され、いままで「トートバッグはビジネスには合わない」と敬遠していた人までも、それほど違和感を感じなくなったというのが本音かもしれません。
40代男性におススメするビジネストートバッグのポイント
40代は仕事での成果はもちろんですが、社会的にはそれなりの立場もあり見た目や振る舞いも重視される「大人の男性」とみられる年代であります。
身に着ける物にも40代としてそれなりのグレードと選ぶべき機能性が求められるのは必然です。
40代男性のビジネスシーンにおいて、おすすめすべきビジネストートバッグのポイントをプレゼンさせていただきました。
1)収納力と利便性
- PCや書類収納に便利な実用サイズが必須
トートバッグは大きな開口部を持ち、荷物の出し入れが容易であると同時に書類やノートパソコン、その他の必需品を効率的に収納できる必要があります。 - A4サイズの書類やノートパソコンが収納できることが基本的な要件
一般的には、高さ30cm、横幅40cm(底部)、マチ幅14cm程度のサイズが理想的です。
さらに余裕を持たせるためには、マチが広めのデザインやB4サイズに対応したトートバッグも選択肢として考慮すると良いでしょう。 - 小物を整理するためのポケットが充実している
名刺や文房具、スマートフォンや関連するガジェットなどをすぐに取り出せるためそれぞれ収納できるポケットがあれば非常に効率的ですね。
特に、内側にファスナーポケットや仕切りがあると、バッグの中が整頓されやすくなりますし、外部にアクセスしやすいポケットが設けられているれば完璧です。 - 自立型が人気
自立型のビジネストートバッグが人気を集めている理由は、床やテーブルに置いた際に倒れず、安定して立つことができるため、ビジネスシーンでの使用に非常に適しているからです。
特に会議や打ち合わせの場面では、自立することで見栄えも良くなるのでビジネスバッグとしては必須です。
また底鋲が付いていると、更に自立を助け汚れ防止にもなり、底鋲も選ぶポイントになることでしょう。
2)軽量・耐久性
軽量で耐久性のある素材が使用されていることも重要です。
ビジネストートは、多くの製品が日常的な使用に耐えるよう高品質な素材で作られており、長時間の持ち運びでも疲れにくいように工夫され、ビジネスマンは必要な道具を常に持ち歩きながらも、快適さを保つことができます。
特にナイロンやレザー製のトートバッグは、耐水性や耐摩耗性に優れているため、外回りや通勤時にも安心して使用できるという大きな利点があります。
3)大人らしい見た目を演出するポイント
- 手持ちの長さと
手で持ち運ぶ場合、持ち手の長さはスネの中腹からやや下辺りまでの長さが見た目にもバランス的のもおすすめの長さです。 - ショルダーストラップ(肩掛けタイプ)
肩にかける場合、脇とバッグの距離が拳1個分ほどの余裕がある長さであればスーツ姿でも快適に持ち運べるので、この長さのショルダーストラップ付きのモデルであれば、通勤時や外回り時に便利です。 - フォルム
装飾が少なく、無地または落ち着いた色合いのシンプルで洗練されたデザインがビジネスシーンには適していますし、スーツやカジュアルな服装にも合わせやすく、ビジネスパーソンとしての印象を良くする要素となります。 - カラー
黒やネイビー、ブラウンなどの落ち着いた色は、スーツやビジネスカジュアルに合わせやすく、全体のコーディネートを引き締める効果があります。
4)素材
本革製のトートバッグは、高級感があり、信頼感を与えるため、よりスマートで大人の雰囲気を演出できるため、特に40代以上のビジネスマンに多く選ばれています。
また、高耐久性のナイロンやポリエステルの素材を選ぶと、軽くて丈夫なので、書類やパソコンを入れても軽快に持ち運びができ、けっしてカジュアルすぎず、フォーマルな場面でも使用できるため、多様なシーンで活躍します。
他にも、撥水加工や防水加工されている素材のものを選ぶと、水分を弾いてくれるので雨の日でも安心して使用できます。
5)オンオフの汎用性
40代に限らず現在多くビジネスパーソンは、仕事だけでなくプライベートでも使えるアイテムであることを希望する傾向があります。
「ビジネスとプライベートは使い分けた方がいい」という意見も多数聞きますが、ビジネストートバッグはそのデザインと機能性から、まさにオンオフ両方のシーンで活用できる汎用性を持っています。
特にレジャーに使うとか、ごくごくプライベートな場面で利用するとかでなければ、普段使いでトートバックに慣れ親しむということもありだと思います。
これらの要素を総合的に考慮することで、40代男性にふさわしいビジネスシーンで活躍するトートバッグを選ぶことができます。
40代男性におススメしたいハイブランドトートバッグ9選
40代男性におすすめのハイブランドなビジネストートバッグは、シンプルでありながら高級感があり、ビジネスシーンにふさわしいデザインが求められます。
以下に、特におすすめのハイブランドモデルを紹介します。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
サックプラ・クロス
モノグラム・パターンをエンボス加工したトリヨンレザーを使用した、機能的でスタイリッシュな「サックプラ・クロス」。トーン・オン・トーンのブラックレザーのサイドバンド、トップハンドル、ネームタグに、さりげないエレガンスが薫ります。2WAY仕様で、ショルダーバッグとしても使用可能です。フォーマルな装いにもマッチしやすく、ビジネスシーンでの使用に適しています。
GUCCI(グッチ)
〔オフィディア〕ミディアム トートバッグ
グッチのトートバッグは、シンプルでありながら高級感があり、ビジネスシーンでもカジュアルな外出でも使いやすいものが多いです。
この〔オフィディア〕トートバッグは、ダークグレー&ブラックのGGスプリーム キャンバスを使用し、ダブルG モチーフでアクセントを効かせました。
BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)
フラット アンディアーモ メッセンジャー
アイコニックなノットディテールとクロスボディストラップが付いた、イントレチャートレザーのフラットメッセンジャーです。
革を編み込んだ独特の技法(イントレチャート)は、耐久性と柔軟性を兼ね備えています。このバッグは、A4サイズの書類やノートパソコンも収納できる大きさで、実用性も抜群です。
LOEWE(ロエベ)
バックル ジッパー トートバッグ(ソフトグレインカーフ)
シンプルで洗練されたデザインが特徴で、ビジネスシーンにもぴったりです。
ボックス型のジップトップ構造、ジップテールを固定するサイドマグネット、アシンメトリーなトップハンドル、そしてバッグの名前にもなっているバックルと、機能性に優れたバッグです。このモデルにはソフトグレインカーフスキンを採用しています 。
PRADA(プラダ)
Re-Nylon xサフィアーノレザー トートバッグ
Re-Nylonの機能性と「サフィアーノ」レザー(牛革)の洗練が調和を奏でる、コンテンポラリーなスタイルのトートバッグ。収納力のあるシルエットに、ファスナー付外ポケットや取り外し可能なショルダーストラップなど、実用的な要素が際立つエレガントなディテールをミックス。
SAINT LAURENT(サンローラン)
リヴゴーシュ スモールトートバッグ(スムースレザー)
シンプルなデザインでありながら、収納力が高く、ビジネスシーンでもカジュアルな場面でも使いやすいです。サンローラン “リヴゴーシュ” スモールトートバッグ。チューブハンドル、サンローランの刻印が入ったスナップボタン3つで留めることができ、内側のジップポケットが特徴的です。
BALENCIAGA(バレンシアガ)
Car Medium 横型トートバッグ グレインカーフスキン
BALENCIAGA(バレンシアガ)はスペインで生まれ、現在フランス パリを拠点とするファッションブランド。サイズは縦23.9cm x 横37.8cm x マチ11.9cm
素材はグレイン カーフスキンです。
EMPORIO ARMANI(エンポリオ・アルマーニ)
トートバッグ ナイロン オールオーバージャカードイーグル
ダブルハンドルと、取り外しのできる実用的なウェビングのロゴ入りショルダーストラップを備えたトートバッグ。アイコニックなイーグルを全体に描くオリジナルジャカードが、個性的で際立つテクスチャーを呈しています。
DIOR (ディオール)
East-West トートバッグ
洗練されたタイムレスなスタイルが魅力の「East-West (イーストウエスト)」トートバッグ。ブラックの「ディオール オブリーク」ジャカードを使用し、レザーのトップハンドルと、長さの調節と取り外しが可能なストラップを備えており、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、クロスボディバッグとしてお使いいただけるトートバッグです。
これらのハイブランドモデルは、40代男性が求める高級感と実用性を兼ね備えており、ビジネスシーンでも自信を持って使用できるアイテムです。選ぶ際には、自分のスタイルや使用シーンに合ったものを選ぶことが重要です。
40代男性におススメしたい注目ブランド9選
40代男性向けのリーズナブルなブランドトートバッグには、さまざまな選択肢があります。
過酷なビジネスシーンに対応できる普段使いのトートバッグとしておススメの逸品です。
Paul Smith(ポールスミス)
ストローグレインレザー トートバッグ
63,800円(税込)
しっかりとしたコシ感のある型押し革を使用したトートバッグ。
メリハリのある色使いで、シャープなスタイルが特徴です。
フロントポケットのファスナー引手の裏側には、さりげなくシグネチャーストライプがレイアウトされています。
PORTER(吉田カバン)
PORTER / STYLE TOTE BAG(L)
58,300円(税込)
ふんわりとやわらかな質感のシュリンクレザーが魅力のシリーズ「PORTER STYLE(スタイル)」です。熟練の職人が手間ひまをかけて、革本来の風合いや手ざわりのよさを残しながら仕上げました。やわらかで自然なシボは、卓越した職人の手仕事によるものです。
Hush Tug(ハッシュタグ)
レザートート ブラック
33,000円(税込)
発売は2019年。約2年間で2万人以上に選ばれた大きな理由が「究極ともいえるシンプルさ」です。
余計なロゴ、金具、装飾は一切つけずに徹底的なシンプルさを追求しています。普段の私服に合うのはもちろん、スーツを着る場面などあらゆるシーンで使用する事が可能です。
TUMI(トゥミ)
エッセンシャル・ノース・サウス・トート
52,800円 (税込)
週末の旅行やアウトドア、デイリーでも活躍する縦型のトートバッグ。
多数のポケットを装備している他、別売りのTUMI+(トゥミプラス)アクセサリーと組み合わせることでニーズに合わせて収納量を増やすなどのカスタマイズが可能です。
Kitamura(キタムラ)
トートバッグ
28,000円 (税込)
ラバー風のマットな質感が特徴のセミショルダーバッグ。表面摩擦や高温多湿に強い機能性合皮素材を使用しています。A4バインダーやパソコンもしっかり入るサイズ感。ビジネスユースはもちろん、スポーツシーンやキャンプなど、アクティブなシーンにもおすすめです。
TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)
【THE FLAGSHIP】防水レザー トート
72,600円(税込)
1000年以上の歴史を持つ鞄産地、兵庫県豊岡市で丁寧に作られたシンプルなデザインのレザートート。素材は、姫路の山陽様で作られた防水レザーを使用。
厚みのある雰囲気のある素上げ調でナチュラルな風合いに仕上げるために、オイルのみで仕上げています。
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
チューニングレザー トート
33,000円(税込)
自動車のシート表皮材に使用される機能的な人工皮革を用いた容量20Lのトートバッグ。素材はマットな質感の人工皮革で、本革に比べ約1/2の軽量性を誇り、摩耗耐久性に優れながら、汚れが付着しにくいメンテナンスフリーの多機能性が特長です。
SEAL(シール)
森野帆布コラボ/ボーダートートバッグ
25,300円(税込)
撥水性耐久性の高い森野帆布生地とタイヤチューブにより、大切な荷物を雨からしっかりと守り、 ストレスなく使うことのできるトートバッグです。 底面全面にはタイヤチューブを採用し底鋲を搭載しているため、置き場所を気にせずご利用いただけます。
Samsonite(サムソナイト)
ホクストン トート S
57,200円 (税込)
上質なイタリア製レザーを使用した、モダンなデザイン
レザーは色落ちに強くキズが目立ちにくい特徴を持ち、バッグ全体のフォルムの完成度にこだわった端正な曲線のシルエットが特徴的。
美しい革の表情を最大限に生かしたシンプルなデザインが特長。
革が柔らかいため、肩に掛けてもストレスを感じません。
これらのブランドは、それぞれ異なるスタイルや機能性を持っているため、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。
また、価格帯も10万円以内と比較的リーズナブルな予算に応じた選択肢も豊富です。トートバッグは日常的に使うアイテムなので、自分に合ったものを見つけてください。
まとめ
職場でもビジネスシーンでもますますカジュアル化が進む中で、40代男性は気軽におしゃれで機能的なトートバッグを選択する背景は整いました。
上記のポイントを参考にあなたに合った見た目におしゃれで、なおかつ軽量で機能的なビジネストートをお選びください。
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