カジュアルな服装がある程度認められている、もしくはカジュアルが奨励されている職場では従来のと「スーツ+革靴」いう定番から履き心地が良い快適性と落ち着いた大人の雰囲気のあるデザイン性を兼ね備えた【ビジネススニーカー】という選択が増えています。
ジャケパンやセットアップでコーディネートをしているオシャレに敏感な40代、50代の方ならなおさら【ビジネススニーカー】で足元から大人のコーディネートを演出してください。
なぜ今、ビジネスシーンでスニーカーが定着しつつあるのか
マスコミの影響
一番大きなきっかけはやはりマスコミの影響が大きいようです。
2017年10月にスポーツ庁が「FUN+WALK PROJECT(歩きやすい通勤プロジェクト)」でスーツとスニーカーで通勤することを提唱し、それをテレビや雑誌が取り上げたことによる影響です。
それに伴ってスニーカーのメーカーが新たなジャンルとして「スーツに似合う大人のスニーカー」をぞくそくと販売しだしたという事も流行をリードする大きな要因になっています。
「スニーカー」に対するイメージが変わってきた。
スニーカーと言うと
- 若い人やスポーツをする人が着用するイメージがある
- 布製やビニール製のイメージが強くビジネスシーンでは似合わない
- 自分にはスニーカーは似合わないし、どんなスニーカーを選んだらいいのわからない
などのこれまで抱き続けていた固定概念を打ち破るほど各メーカーがビジネスシーンにあった大人向きのスニーカーを多く登場させ、それがオシャレなビジネスマンに否応なく認知され広まるにつれ、スニーカーのイメージを変えているのです。
そもそも【ビジネススニーカー】とは
そもそもスニーカーとは「ソールにゴム素材を使用し、アッパーには布製や革製などの素材を使用した運動靴の総称」です。
【ビジネススニーカー】とは、そのスニーカーをビジネスでも使える落ち着いた見た目にし、履き心地の良さ・着心地の負担を軽減するなど、フォーマル性と快適性を両立させたスニーカーのことです。
つまり見た目を出来る限り「革靴」に近づけながら「快適性」「デザイン性」を追求しビジネスシーンを意識した大人のスニーカーと言えます。
しかし最近は職場のカジュアル化という流れの中で大人らしいきれいめのファッションとしてよりカジュアルなスタイルを求める傾向もあります。
職場でも許される限りの遊び心を楽しむということに抵抗がなくなってきているということでしょうか。
【ビジネススニーカー】の特徴
【ビジネススニーカー】は革靴に変わりおもにビジネスシーンで使用されながら革靴にない多くのメリットがあります。
快適な機能性
まずは革靴と比べて履き心地が快適なものが多く、機能性に優れています。
つまり革靴より軽量でクッション性が優れ長時間歩いても疲労が溜まりにくいので、営業の外回りなどで活躍できます。
また、屈伸性にも優れているので、かがんでの履き脱ぎも楽だしグリップ性が高いため濡れた床やフロアなどで滑りにくいというメリットがあります。
高いデザイン性
革靴はスーツとの合わせ方がある程度決まっているので、デザイン的なコーディネートを楽しむのがしにくいという難点があります。
その点【ビジネススニーカー】であれば、ビジネスにスニーカーと言う組み合わせ自体に独自性がありますし、スーツと様々な掛け合わせが可能でその上豊富なデザイン性があるので、おしゃれなコーディネートが楽しめます。
軽量でシンプルでなおかつ大人のコーディネートを楽しむ選択が広がります。
スニーカーならではの汎用性
スニーカーはあらゆる活動に対応する機能性があり、デザイン的にも幅広いシーンで使われやすい靴なので、カジュアルな場面・プライベートな場面でも問題なく使えるのが特徴です。
カジュアルな靴にお悩みの方でも、シーンによって靴を使い分けるのが面倒な人にとって、ビジネスでもプライベートでも使用できるスニーカーがあるのは大きなメリットになります。
サイズやワイズ(足囲)の選択肢が多い
22cmなどの小さめサイズや、30〜31cmなどの大きめサイズ、4Eなどの幅広サイズも見つけやすいのもメリットです。革靴では甲高や幅広に適したサイズが見つかりにくいとお悩みの人はビジネススニーカーがオススメです。
【ビジネススニーカー】を選ぶポイント
主にビジネスシーンで使用する【ビジネススニーカー】ならではの選ぶポイントがあります。
見た目はやっぱり革靴のテイストを残しながら機能性・快適性・汎用性を求めるなら「革靴とスニーカーのハイブリット」をおススメします。
1.色
ビジネスシーンに合う大人のスニーカーとして基本はブラック、またはダークブラウンがおススメです。
最近ではシンプルで清潔感があるオールホワイトのスニーカーや、ネイビー系のスーツを愛用している人には、ネイビーのスニーカーも定番化しつつあります。
職場のカジュアル度の高さにあわせてホワイトやネイビーを履きこなすのもオシャレですが、コーディネートも難しくなりますし、本人に自信が無いようだったらブラックやダークブラウンが無難ですね。
1足のスニーカーの色数は、1色か多くても2色に抑えるようにしましょう。
ホワイト地に色付きのラインが入ったデザインも、カジュアルに見えすぎてしまうのでシンプルにオールホワイトがオススメです。
2.デザイン・スタイル
ローカット・ミッドカットが最適です。
全体的にシンプルでスリムなモデルを選択するのがポイントです。
スーツやジャケットに合わせるには、基本的な機能のみを備えていて全体のボリュームが控えめなローテクなデザインのモデルが最適です。
大人らしくすっきりとしたシンプルな見た目で、ビジネスシーンに違和感なく溶け込みます。
具体的には、くるぶしが見える高さの「ローカット」やくるぶし前後の高さに履き口がある「ミッドカット」など履き口が浅いシューズがスーツに適しています。
ソールが薄めで凹凸の少ないもの
2018年位からファッション業界では「ダッドスニーカー=おじさん(DAD)が履いていそうなそこが厚くボテっとしたシルエットのスニーカー」が流行しましたが、ビジネスシーンでスーツに合わせるんだったらやっぱり「ソールは薄めで凹凸が少ないもの」がオススメです。
スニーカーの利点であるクッション性や快適性が損なわれたらわざわざビジネススニーカーじゃなくてもいいじゃないかと思われるでしょうが、スッキリときれい目なシルエットがビジネススニーカーの特徴なので。履きやすさと見た目のスマートさを両立できる厚みのものがベストなんですね。
3.ブランドにこだわる
見た目は本物の革靴にこだわるけど、軽量やクッション性、屈曲性がある快適なスニーカーを求めるなら革靴ブランドが手掛けるビジネススニーカーを選ぶのがコツです。
スニーカーのもともとの定義が「ソールにゴム素材を使用し、アッパーには布製や革製などの素材を使用した靴」なら上が革靴でソールがラバーソールを合体した「スニーカーのような履き心地の革靴」=革靴×スニーカーのハイブリッドのビジネススニーカーがオススメです。
40代の貴方におススメしたいビジネススニーカー30選!
【ビジネススニーカー】を選ぶには大まかに2タイプに分かれます。
1つ目はフォーマルを重視する「革靴の見た目」を主体にしながら快適性を求めるタイプです。
職場ではあまりカジュアルは許されていない、もしくはNGだけれど営業などの外回りが主体の業務で足に負担を掛けたくない、体力的にキツイという場合は「見た目はあくまでもドレスシューズにこだわるけどスニーカーの機能を持つハイブリッドタイプ」をおススメします。
2つ目はカジュアルが緩めもしくはカジュアル化を推奨されている職場の場合、スニーカーのデザイン性、快適性をベースに大人らしいシンプルで洗練されたオシャレを楽しむ「カジュアルビジネススニーカータイプ」です。
いくつになってもオシャレの関心が尽きない遊び心と冒険心を持った大人の方におススメです。
「革靴×スニーカーのハイブリットタイプ」
「カジュアルビジネススニーカータイプ」
まとめ
入社以来「スーツに革靴」を頑なに守り続けた50代にとってうれしい時代が到来しました。
見た目は「ドレスシューズ」なのに「履き心地」や「足への負担を極端に減らす」ハイブリッドな【ビジネスシューズ】が続々と販売されているのです。
「革靴の屈伸性の悪さに耐えて長時間歩き続けて足がパンパン」だとか「毎朝、革靴を履くときにかがむのが苦痛」などの呪縛から解放される夢のような時代になったのです。
進化した「ビジネスシューズ」をこの機会に試してみてがいかがでしょうか。
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