「寝起きはいつも一杯のスムージーが私の日課」という方は多いでしょう。
- 肌の状態が良くなるからスムージーはかかせない!
- 食物繊維が取れるから便秘ぎみのわたしにピッタリ!!
- ダイエット中だから朝食と晩食はいつもこれ!!!
- 朝の冷たいスムージーはスッキリして身体がシャキッとする
なんてそれぞれの理由で手作り《スムージー》を飲みながら「毎朝食はこれ一杯あればバッチリ。野菜も取れるしいつもこれで済ましちゃう」という方、
ちょっと待ってください。その思い込みはちょっと危険かもしれません。
《スムージー》には落とし穴があります。
《スムージー》の発祥は1920年代アメリカ西海岸健康食品の店頭実演販売で、当時流行り始めたジューサーやミキサーの普及とともに広まりました。
その当時は今のような健康的な飲み物ではなく、牛乳やアイスクリーム、氷を加えた甘いシェークのような飲み物でした。
21世になってアメリカでグリーンスムージーが健康や美容にいいという人気が広まり、やがて2010年頃から日本に上陸し次第に多くの人に浸透していきました。
いまでは健康や美容にいい飲み物の代表格になって今日まで広く愛飲されているのはご承知の通りです。
しかし、その作り方や飲み方次第によって逆効果という事がわかっています。
《スムージー》に潜む7つの落とし穴
①《スムージー》だけだと栄養が偏るし、栄養失調になる
「気軽に作れるし自分なりのアレンジでおいしく加工できるから1日何回も《スムージー》を飲むわ」という方。
その作り方や飲み方は間違っていませんか?
食材の組み合わせや飲み方の勘違いや《スムージー》だけ食事を済ますという事を繰り返すと栄養の偏りや、栄養失調にもなりかねません。
例えば《グリーンスムージー》の栄養素はほとんどが炭水化物で栄養素としては非常に偏っているといえます。
また口当たりと甘みを追求するあまりバナナやキウイフルーツや柑橘系の果物を多く取り入れると糖分の過剰摂取という危険性もあります。
⓶《スムージー》だけ飲んでいればダイエットになるという勘違い
世界的エンターティナーのレディーガガさんやタレントの優香さんの「グリーンスムージーでダイエット」という話題で一躍脚光を浴びていますが、スムージーだけに頼ったダイエット方法は効果がないとされています。
スムージーに含まれる「酵素」のおかげといわれたりしますが、スムージーから摂取しても体内で酵素として働くわけではないのです。
事実、「痩せた」と言う原因は、ズバリ「一時的な腹持ち感」だと思われます。
確かにジュースと違ってドロッとした流動食なのでお腹に溜まった感があり、タンブラー一杯でせいぜい200カロリー程度なのでカロリーの摂取量が減ったため「痩せた」のでしょう。
一般的にいわれる「グリーンスムージー」の栄養素を調べるとほとんどが炭水化物で、タンパク質や脂肪質は微量です。
スムージーだけに頼ると「健康的でキレイに痩せる」と言うよりは「やつれた」と言う結果になる可能性はあります
③果物をいっぱい入れると糖分摂取過剰の危険性
糖尿病の人だったら掛かりつけのお医者さんに果物の果糖に注意するようにと言われた経験があると思います。
果物に多く含まれる果糖は身体に入ると脂肪に変換されやすく、過剰に摂取した場合は脂肪組織に蓄積され生活習慣病や肥満の原因になります。
一日の果物200gから摂取される果糖は約10数gなのでこの程度の果物なら健康上問題はないのですが、スムージーを一日何杯も飲んでしまえば知らないうちに多量の糖を摂取していることになります。
またスムージーならではの危険性もはらんでいます。
糖のことを考えると果物はそのまま加工せずに食べるほうが糖の摂取量が少なくなり、消化速度も遅いので血糖値の急上昇も防げます。
スムージーでは1回でリンゴ3個やバナナ3本プラス柑橘系などを加えてしまうことが多いと思いますが、それだとかなり多量の糖を摂取していることに気づきにくいからです。
④冷たい《スムージー》は身体に悪い影響を及ぼす
そもそもスムージーはアメリカで誕生した当時牛乳やアイスクリーム、氷などを加えて冷たいデザートのように楽しまれた飲み物なので、その名残で冷たいものというイメージが定着しました。
特に朝に飲む冷たいスムージーはスッキリして目が覚めるようで好まれる人が多いようですが、最近では身体を冷やすということで便秘になったり脂肪が燃えにくくなるなど不調を訴える人も多くいます。
⑤《スムージー》だけにたよると胃腸の働きが低下する・便秘リスクが高まる
あまり噛まずにスムージーなどの流動食に頼りすぎると胃腸の働きが低下して便秘などを引き起こしやすくなります。
咀嚼するという行為は内臓を働かせるために必要な行為でその結果胃腸の不調につながるということです。
食べ物をちゃんと噛んで味を味わいながらいただくという事は人間の基本的で正しい行為なんですね。
⑥《スムージー》ばかり飲んでいるとアレルギーを誘発する可能性がある
いつも同じ食材で同じ味付けでスムージーを楽しんでいる方は注意です。
スムージーに使われることが多いヨーグルトやバナナは「遅延型フードアレルギー」を引き起こす可能性があります。
「遅延型フードアレルギー」は、頭痛、めまい、うつ、などの精神神経症状、肩こり、慢性疲労など一見関係のないような多彩な症状を起こします。
アレルギーを起こしたことがない食材でも毎日飲んだりしていると数日後から数週間後にアレルギー症状が現れる可能性があります。
遅延型フードアレルギーの原因となる食品例として、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)、卵、豆類、ナッツ類、米、小麦、酵母(イースト、パンなど)などの食品があります。
⑦朝昼の《スムージー》は老ける可能性がある
《スムージー》にはかかせないセロリやパセリ・三つ葉などのセリ科やオレンジ・レモン・クレープフルーツなどの柑橘系の食材は紫外線を吸収を促進するソラレンという成分を含んでいます。
シミの原因になるソラレンは紫外線の吸収を高め、肌の炎症や色素沈着を引き起こす物質なので、朝や昼の紫外線の多い時間帯にスムージーを摂取するとシミを発生させるリスクが高まります。
またスムージーを好んで朝食にいただくと当然咀嚼することが減ります。
そうすると若返りホルモンのパロチンが分泌されにくくなります。
それも成長ホルモンであるパロチンは朝に最も分泌されやすいのです。
《スムージー》そのものが悪いわけではありません。
長い間女性や最近では男性の間でも愛飲されている《スムージー》そのものが決して悪者ではありません。
アメリカで生まれた《スムージー》ですが、日本に上陸後いろいろな進化を経て今では栄養健康食品としてその地位は揺るぎません。
そのメリットは
- 食物繊維がしっかりとれる
- 皮や種などに含まれる栄養素も摂れる
- 苦手な野菜も摂りやすい
- 体調が悪い時、高齢者などの栄養摂取補助食品としての流動食となる
- 美肌・美容効果が期待できる
- ダイエット効果や便秘解消に役立つ
- 忙しい時の栄養補給に適している
- 食品ロスが解消できる
などいろいろなメリットがある優等生です。
《スムージー》が美容や健康の味方にならないことがあるのは、すべて《スムージー》の摂取の仕方に問題があるのです。
その問題とは
- 1日2食以上を《スムージー》だけで済ます
- 朝、凍ったままの食材を使って作り冷たいまま飲んでいる
- 大量のフルーツを使って作る
- 毎回同じ食材ばかりを使って作る
などに注意してぜひスムージーを楽しんでください。
おススメの市販《スムージー》
置き換えダイエット食【美穀菜/ブルックス】
こんな方々におススメです。
- 忙しくて、食生活が乱れがちだなあと感じている方
- 健康的に痩せたいという方
- できるだけ自然素材にこだわりたい方
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- 朝食を摂らないことがほとんどという方
- 食物繊維が上手に摂れてないなあとお悩みの方
おススメの理由
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1回分約59Kcalと驚きの低カロリーなので1日1食《美穀菜》に置き換えるだけで無理のないダイエットが期待できます。 - 天然食物繊維が摂取できる
オオバコの種皮から作られた「サイリウム」は天然食物繊維です。不足しがちな食物繊維が摂れて水分を含むと30倍にも膨らむので満腹感も実感できます。 - 高栄養で低カロリー
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まとめ
スムージーは手軽にいろいろな野菜や果物を摂取できる美容と健康に貢献する飲み物(食べ物)です。
しかし手作りのスムージーは食材の組み合わせや、その飲み方(食べ方)(市販の物も含む)によって身体や健康に良くないことがあります。
例えばスムージーは朝食に摂取されることが多いと思いますが、起きたばかりの身体はまだ十分に活動をしていませんし、冷たいスムージーは身体の不調を招く原因にもなりかねません。
朝食はご飯やパンとおかず、味噌汁やスープと野菜を噛んで食べるというのが理想です。
朝食はしっかり咀嚼して食べるとその刺激で胃腸が起き始めるのです。
スムージーを摂るなら1日1回、それもお昼か夕方に摂取することが理想です。
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