【具なしラーメン】が人気の兆し！その理由と現状を探る！

今巷では、「具なしラーメン」がじわじわと広まりはじめています。

「具なしラーメン」の広がりの理由は、やっぱりアレなのか、いろいろな声を拾い上げて理由と現状をまとめました。

「具なしラーメン」人気の兆しの理由

連日続くマスコミやメディアの注目のニュースが、判で押したような「物価高騰」「価格値上げ品目増大」の報道です。

その流れが1,000円を超えるラーメン市場のなかで、安価でラーメンを楽しめればいいと思う人が増えているということらしいです。

SNSでは

などの意見がある一方、

として一時的な現象として冷静に見ている人もいるようです。

毎日のように各マスコミが念仏のように値上げの情報を発信するたびに、それを見た人の心に貧しさを植え付けた結果として【具なしラーメン】のブームが来ていると分析する人がいます。

一部のエコノミストは「近年、原材料費や人件費の高騰で、具材を省き価格を抑えた具なしラーメンが注目され、節約志向や健康志向の高まりなどもあいまって、具なしの商品の市場規模が拡大していく一因になるのでは」と分析しています。

「具なしラーメン」の実情

一方、ラーメンを専門に扱うお店では、対応はそれぞれで、

東京・世田谷区にある人気ラーメン店「らーめんMAIKAGURA」の人気メニューは、爽やかなユズの香りが際立つ「柚子塩ラーメン」（1180円）ですが、物価高の影響で具材が1つものっていない「かけそば」（880円）の注文が増えているそうです。

参考サイト：FNNプライムオンライン

人気中華チェーンぎょうざの満洲でも、看板メニューのしょうゆラーメンからチャーシューなどを省いた「素ラーメン・しょうゆ」を400円で販売しています。

市場動向に敏感な「ローソン」でも売り上げ上々

「スープ激うま！」として「具なしのカップラーメン」を販売し、好調な売り上げを伸ばしているのは、コンビニ大手のローソンです。

ローソンでは「高品質なカップラーメンをお手頃価格で食べたい。」との客からの声を受けて開発し始め、具材を無くすことでローソンのカップラーメン全体の平均価格である約250円以下に価格を抑えました。

手頃価格が支持され、ローソンのプライベートブランドのカップラーメンの中での発売初週の売上では、「激辛味噌ラーメン」は1位、「濃厚豚骨ラーメン」は2位となったそうです。

ローソンでは、原材料、物流費、人件費などの高騰に伴う物価上昇に対する節約意識の高まりへの対応策として、お手頃価格のオリジナルカップラーメンを発売したといっていますが、高品質でかつ低価格を実現できたのは全国規模の販売網、大量消費が望める大手コンビニだから可能にした戦略でしょう。

本物を追求した「具なしラーメン」！その名は「澄まし麺」

相次ぐ物価高騰で、致し方なく安い「具なしラーメン」に走ったという考えがある中で、神楽坂の地に、2017年4月7日にオープンした『ふくぼく』が、いまラーメンフリークの間で話題になっています。

「具なしラーメン」のメニューは、

• 塩味の出汁で味わう「澄まし麺」
• 麺に醤油をかけた「醤油かけ麺」
• 冷たい出汁の「涼し麺」

これら究極の“あっさり”を提唱するシンプルなラーメンと潔さが口コミでじわじわと広がっているのです。

例えば「澄まし麺」は北海道・白口浜尾札部でとれた稀少な真昆布と削りたての鰹節を合わせて出汁、そして麺は麺づくりで名高い『菅野製麺』で30年以上の経験をもつ麺名人が１年がかりで仕上げた麺という徹底的にこだわった一杯です。

ちなみに「澄まし麺」は一杯680円です。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください！
営業時間わずか2時間半！ ウマすぎて売り切れ御免の具のないラーメン「澄まし麺」とは？

まとめ

「具なしラーメン」については、「物価高で少しでも食費を浮かせたいから」とか「素材本来の味を堪能したいから」などいろいろな意見があります。

昨今の財務省前のデモにもあるように、一般市民は相次ぐ物価高騰の波になんとが抗いながら、将来を憂う気持ちが、本来の味が得られるのなら「具なしラーメン」を選択するというムーブが自然発生的に起こった現象だと思います。