40代の男性にとって、カーゴパンツは若いころからなじみのあるファッションアイテムの一つでした。
しかしその当時のミリタリー的でカジュアルでごっついパンツのイメージが、流行が一回りして最近ではきれいめアイテムと合わせることで、カジュアル過ぎず洗練された印象を与えるアイテムとして注目されています。
シルエットや色選び、コーディネートの工夫によって、おしゃれでありながらも年相応のスタイルを楽しむことができるカーゴパンツのトレンドを意識しつつ、自分自身に合ったスタイルを見つけてみてください。
カーゴパンツとは?
カーゴパンツは、元々は貨物船の乗組員が使用していた作業着で、1940年代にはアメリカ軍によって軍用パンツとして採用されました。
腰ポケット2つ、バックポケット2つ、カーゴポケット2つの計6つのポケットが付属するものが基本形のため“6ポケットパンツ”と呼ばれることもあります。
特に「M-42パラトルーパーパンツ」や「M-51戦闘用ズボン」が有名で、これらは耐久性と機能性を兼ね備えたデザインが特徴です。
2024年のトレンドとして若年層を中心に人気が高まっていて、ストレッチ素材を使用した細身のデザインも増え、スタイルを損なうことなく動きやすさを保っています。
最近では特にハイブランドやセレブリティの影響も大きく、SNSを通じてその人気が加速しています。
このように、カーゴパンツはその歴史的背景から現代のファッションシーンまで幅広く影響を与え続けており、多くの人々に愛されているアイテムです。
40代男性のファッショントレンドとなっている背景
①トレンドの再燃
Y2Kファッションの復活
Y2Kファッションとは、「Year 2000」の略で、2000年前後に流行したファッションスタイルの復活は、特にZ世代を中心に広がりを見せています。
ファッションは約20年周期で繰り返されるとされており、Z世代は2000年代を直接経験していないため、そのスタイルが新鮮に映るのです。
さらに、K-POPやSNSの影響も大きく、若者たちは自分たちのアイデンティティを表現するためにY2Kファッションを積極的に取り入れるようになっています。
Y2Kファッションはジェンダーレスな要素も強く持っており、従来の性別にとらわれないスタイルが受け入れられ、多様性を尊重する流れが加速しています。
また、高級ブランドもこのトレンドに注目し、多くのデザイナーがY2Kスタイルをコレクションに取り入れたことも大きく影響しています。
Z世代のこの流れが、ひいては全年代的のカジュアルファッションに影響を及ぼし、「大人っぽさ」を意識したスタイルへのシフトも見られ、落ち着いた色合いのアイテムが提案された結果、大人のカジュアルスタイルとしてトレンドを生み出したキッカケになったのでしょう。
②身体的・精神的影響
40代は身体的な変化が顕著になる時期であり、ホルモンバランスの変化や基礎代謝の低下が見られ、その結果、ボディラインが気になる年代でもあります。
一般的なイメージとしてカーゴパンツのゆったりとしたシルエットは、こうした身体的変化に対応しやすく、快適さを提供します。
また、カジュアルなスタイルは、リラックスした気分を促進し、ストレス軽減に寄与する可能性があります。
③社会的・経済的影響
40代は仕事や家庭での責任が増す時期であり、ファッション選択が社会的な役割に影響を与える場面がが多くありますね。
カーゴパンツは、カジュアル性が強いと思われがちですが、コ-ディネートによって洗練された印象を与えることができ、最近では職場でも適切なスタイルとして受け入れられるケースが増えています。
また、経済的には、カーゴパンツの多様性と実用性が、コストパフォーマンスの良い選択肢として評価されることがトレンドに大きく影響しています。
④ファッションアイテムとして違和感がない
1990年代から2000年代初頭はアメカジトレンドが若者を中心に流行し、ファッションアイテムとしてカーゴパンツが注目されていました。
現在40代以上の方も、その当時10代や20代前半の時期で、アメカジファッションのカーゴパンツを愛用されたり、トレンドとして認知されていた方も多いと思います。
その当時のカーゴパンツは、収納力と動きやすさやタフさ、着心地が良いという機能性を重視していましたが、おしゃれで大人のファッションアイテムとして若者に注目されているカーゴパンツ自体、40代の大人にとってなじみにあるアイテムなんですね。
このように、Y2Kファッションの復活とカーゴパンツの再燃は、40代の人々にとっても新たなスタイルの選択肢を提供し、身体的・精神的な快適さをもたらす可能性を刺激したのです。
カーゴパンツの特徴と利点
カーゴパンツはメンズファッションにおいて非常に魅力的なアイテムであり、その特徴と利点は多岐にわたります。
1.収納力
まず、カーゴパンツの最大の魅力はその収納力です。
通常、カーゴパンツには6~8個のポケットが付いており、小物や道具を持ち運ぶ際に非常に便利です。
この多機能性は、特にアウトドアやカジュアルな日常生活で重宝されます。ポケットが多いことで、カバンを持たずに出かけることができ、身軽さを感じられます。
2.コーディネートの自由度が高い
最近のカーゴパンツには、さまざまなスタイルやシルエットが存在し、ワイド型からスリム型まで選択肢が豊富です。
これにより、カジュアルなTシャツやシャツと合わせるだけでなく、ジャケットやニットと組み合わせてキレイめなスタイルにも対応できます。
特にオーバーサイズのトップスと合わせることで、男らしさを強調しつつもリラックスした印象を与えることができます。
3.トレンド性
ミリタリーファッションとしてのルーツを持ちながらも、現代では様々なデザインや素材が登場しており、むしろファッションアイテムとして積極的に取り入れる傾向があり、それにそって進化しています。
特にデニム素材やストレッチ素材を使用したカーゴパンツは、見た目にもおしゃれでありながら動きやすさも確保されています。
4.季節を問わず着用できる
最近は素材やカラーリングの多様化に伴って、春夏には軽やかな素材や色合いのものを選び、秋冬には暖かい生地のものを選ぶことで、一年中活躍します。
これにより、季節に合わせて着あわせなどのコーディネートで、カーゴパンツ1本で多くのシーズンに対応できるため、コストパフォーマンスも良好です。
カーゴパンツをおしゃれに着こなすためのコーディネートのポイントとしては、色味を統一することや全体のバランスを意識することが挙げられます。
同色系でまとめることで統一感が生まれ、大人っぽい印象を与えることができます。
また、ゆったりしたシルエットの場合はウエストを強調することでメリハリをつけると良いでしょう。
これらの利点から、カーゴパンツはメンズファッションにおいて非常に有用なアイテムであり、多様なスタイルやシーンで活躍することができます。
40代メンズにおすすめしたい選び方とコーディネートのポイント
40代メンズがカーゴパンツを選ぶ際のポイントとコーディネートのコツについて、以下の要素を考慮することが重要です。
1.シルエットの選択
40代の男性にスリム型やテーパード型のカーゴパンツをおすすめする理由は、以下の通りです。
- スタイルアップ効果:スリム型カーゴパンツは、体のラインを美しく見せ、清潔感やスマートさを演出します。
特に40代になると体型の変化が気になる方も多いですが、スリムなデザインはその悩みを軽減し、スタイリッシュな印象を与えます。
一方、テーパード型は太もも部分がややゆったりしており、裾に向かって細くなるデザインで、下半身をスッキリと見せる効果があります。 - 快適さと機能性:これらのパンツは多くの場合ストレッチ素材が使用されており、動きやすさを確保しています。
カーゴパンツ特有のポケットデザインは実用的で、スマートフォンや財布などを持ち歩く際にも便利です。 - コーディネートの幅広さ:スリム型やテーパード型のカーゴパンツは、カジュアルからビジネスカジュアルまで幅広いスタイルに対応可能です。
シンプルなTシャツやシャツと合わせることで、日常的なコーディネートが完成しますし、ジャケットやニットと組み合わせることでよりフォーマルな印象にも仕上げられます。 - トレンド性:最近ではカーゴパンツが再流行しており、特にスリム型やテーパード型は現代的で洗練された印象を与えるため、流行を意識したスタイリングが可能です。
以上の理由から、40代男性にはカジュアルさを保ちながらも、スタイリッシュで洗練された印象を与えることができるスリム型やテーパード型のカーゴパンツが非常におすすめです。
特に、体型をカバーしつつもすっきりとしたラインを作ることができるため、年齢に合った大人の着こなしが実現します。
2.カラー選び
40代男性におすすめのカーゴパンツのカラー選びについて、以下のポイントをおススメします。
- ブラック:ブラックは非常に汎用性が高く、どんなトップスとも合わせやすい色です。無彩色であるため、他の色との組み合わせが容易で、シックな印象を与えます。
特に、ビジネスカジュアルやフォーマルなシーンでも使えるため、40代の男性には特におすすめです。 - カーキ:カーキはカーゴパンツの定番カラーであり、カジュアルさと男らしさを兼ね備えています。
この色は特にアウトドアやカジュアルなシーンで活躍しますが、シンプルなシャツやジャケットと組み合わせることで、より大人っぽいコーディネートにも対応可能です。 - ネイビー:ネイビーは落ち着いた印象を与える色であり、大人の男性にふさわしい選択肢です。
この色は他の多くの色と調和しやすく、特に白やグレーなどの明るいトーンと組み合わせることで、清潔感とスタイリッシュさを演出できます。 - アースカラー:カーキやベージュなどのアースカラーは、自然な雰囲気を持ちつつも大人らしさを保つことができます。これらの色はカジュアルさを抑えつつ、清潔感を演出するため、40代男性にぴったりです。
これらのカラーは、それぞれ異なるシーンやスタイルに応じて使い分けることができるため、40代男性のファッションにおいて非常に重要な要素となります。
特に、これらの色合いは大人っぽさと清潔感を保ちながらもカジュアルさを演出することができるため、おしゃれなコーディネートを実現する助けとなります。
3.素材選び
40代男性におすすめのカーゴパンツの素材選びについて、快適さ、耐久性、スタイルを考慮した選択が重要です。
以下に、特に注目すべき素材とその特徴を詳しく説明します。
- ストレッチ素材:動きやすさを提供し、体型にフィットするため、見た目もスマートに保つことができます。
特に、スリムテーパードシルエットのカーゴパンツには、この素材が適しています。日常生活やアクティブなシーンでも快適に過ごせます。 - コットンツイル(綾織り)やデニム:耐久性が高く、カジュアルな印象を与えつつも大人っぽさを演出します。
デニムカーゴパンツは、カジュアルなスタイルだけでなく、少しきれいめなコーディネートにも合わせやすいです。コットンツイル(綾織り)は通気性も良く、季節を問わず着用できるため、非常に実用的です。 - ナイロンやポリエステル(合成繊維):軽量で速乾性があり、アウトドア活動や旅行にも適しています。撥水加工が施されているものも多く、突然の雨にも対応できるため便利です。
- リネン素材:夏場に最適で、通気性が良く、涼しさを保ちながらも上品な印象を与えます。ただし、シワになりやすいので、その点を考慮して選ぶ必要があります。
これらの素材を選ぶ際には、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが重要です。
カーゴパンツはカジュアルなアイテムですが、大人の男性として清潔感やスタイルを意識した着こなしが求められます。
特に40代では、シルエットや色合いにも注意を払い、大人っぽく見えるよう心掛けると良いでしょう。
4.コーディネートのポイント
重ね着のテクニック
- トップス
カーゴパンツはカジュアルな印象が強いため、上品さを加えるためにはシャツやニットを選ぶと良いでしょう。
特に、ハイゲージニットやシンプルなシャツは、カーゴパンツとの相性が良く、大人の男性にふさわしいコーディネートを実現します。
また、テーラードジャケットを羽織ることで、一気にきれいめ感が増し、ビジネスカジュアルにも対応可能です。 - シックなシャツとの組み合わせ
ダークトーンのシャツとカーゴパンツを合わせることで、大人カジュアルなコーディネートが完成します。
特に、カーキ色のパンツを主役にして他のアイテムでトーンを抑えると、大人っぽさが増します。
- モノトーンスタイル
カーゴパンツをモノトーンで統一することで、上品な印象を与えることができます。タンクトップやシンプルなTシャツとレイヤードさせることで、大人の遊び心もプラスできます。 - キレイめアイテムとの組み合わせ
カジュアルなカーゴパンツにキレイめのアイテム(例えば、テーラードジャケットや襟付きシャツ)を合わせることで、より洗練された印象になります。このスタイルはビジネスカジュアルにも適しています。 - 色の組み合わせ
重ね着では、色数を2色以内に抑えることが推奨されます。無彩色(白、黒、グレー)を基調にし、1つのアクセントカラーを加えることで、シンプルながらもオシャレな印象を与えられます。 - 丈の長さ
トップス同士の丈感を意識することが大切です。インナーが長すぎるとだらしなく見えるため、3~7センチ程度のチラ見せが理想です。 - 素材感
異なる素材を組み合わせることで立体感が生まれますが、質感が強すぎる素材同士は避けるべきです。
ウールとコットンなど異素材を組み合わせることで、季節感や深みを出すことができます。
おススメのアイテムとの組み合わせ
おすすめの靴選び
- スニーカー: カジュアルなカーゴパンツと相性が良く、特に白やグレーのスニーカーは清潔感を演出します。テーパードシルエットのパンツと合わせると、スタイリッシュに見えます。
- ブーツ: ショートブーツやチャッカブーツは、カーゴパンツに大人っぽさを加えるアイテムです。茶色やダークブラウンのブーツは、カジュアルな印象を保ちながらも上品さを演出します。
- ローファー: カーゴパンツを少しキレイめに着こなしたい場合におすすめです。スリムなカーゴパンツと合わせることで、ビジネスカジュアルにも対応できます。
おすすめの小物
- 帽子: カシミア素材のニット帽や大人上品なベースボールキャップは、カーゴパンツとの相性が良く、カジュアルな印象を与えつつも洗練された雰囲気を演出します。
- メガネやサングラス: フレームのデザインによって印象が大きく変わるため、自分の顔型やスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
- 腕時計: シンプルで洗練されたデザインの腕時計は、大人の男性にふさわしいアクセサリーです。特にメタルバンドやレザーのストラップ付きのものは、カジュアルなスタイルにもマッチします。
- ベルト: カーゴパンツにはしっかりとしたベルトを合わせることで、全体のシルエットを引き締めることができます。特にレザー製のベルトは高級感を与えます。
これらの履物と小物を組み合わせることで、40代男性でもオシャレで洗練されたカーゴパンツスタイルを楽しむことができます。大人っぽさとカジュアルさを両立させたコーディネートを心掛けましょう。
これらのポイントを押さえることで、カーゴパンツを使ったスタイリッシュで大人っぽいコーディネートが実現できます。
自分自身の体型や好みに合ったアイテムを選びつつ、全体のバランスを意識して着こなすことが大切です。
5.季節感を意識したコーディネート
- 春: 明るい色合いや軽やかな素材を取り入れることがポイントです。ハイゲージニットやシアートップスと合わせることで、爽やかさを演出できます。
また薄手のカーディガンや軽いジャケットを使い、インナーには明るい色のシャツやTシャツとの組み合わせもおしゃれですね。 - 夏: 透け感のあるトップスや軽やかな素材のアイテムを組み合わせるのがおススメです。
またタンクトップや薄手のTシャツやリネンシャツを重ね着や、シアーブラウスとカーゴパンツを合わせることで、涼しげでありながらもきれいめなスタイルが完成します。 - 秋: アースカラーや暖色系のアイテムを取り入れることで季節感を高めることができます。
シャギーニットやテーラードジャケットと組み合わせることで、落ち着いた印象を与えつつもおしゃれなコーディネートが可能です。
また、ニットやセーターを重ね着し、スキニーなカーゴパンツを組み合わせ、その上からジャケットやコートを羽織るスタイルもとってもおしゃれですね。 - 冬: 重ね着や素材感でメリハリをつけることが重要です。ロングコートやノルディック柄のカーディガンと合わせて温かみのあるスタイルや、タートルネックや厚手のニットをインナーにし、その上からコートやダウンジャケットを羽織ると大人らしいシックなコーディネートが実現します。
春夏には軽やかな素材や明るい色合いを取り入れ、秋冬には厚手の素材や落ち着いた色合いで温かみを演出することで、一年中楽しめるスタイルになります。
これらのポイントを押さえることで、40代男性でもオシャレで清潔感のあるカーゴパンツスタイルを楽しむことができます。自分に合ったシルエットや色合いを見つけて、自信を持って着こなしましょう。
40代男性にとって避けたいカーゴパンツのNGコーデ
40代男性がカーゴパンツを着こなす際に避けるべきNGコーディネートについて、具体的なポイントを以下に示します。
①ゆったり過ぎるワイドカーゴパンツ
ある程度のゆったりとしたシルエットはそれこそカーゴパンツの大きな特徴ですが、ワイドシルエットのカーゴパンツは、カジュアルさが強調されすぎてだらしなく見えることがあります。
特に40代の体型が気になる場合、往々にして過度なワイドサイズで見た目をカバーしがちですが、老けた印象を与える可能性があります。
自分の体型に合ったサイズを選び、フィット感を重視することで見た目のスタイルアップにつながります。
理想としてはスリムまたはテーパードシルエットを選ぶことで、スタイリッシュさを保ちながらカジュアル感を演出できます。
②カジュアル過ぎるコーディネート
カーゴパンツにTシャツやスニーカーだけを合わせると、全体的にラフすぎて「おしゃれに無頓着」とか「子供っぽい」と見られることがあります。
40代の男性には、清潔感や上品さが求められるため、シンプルでキレイめなトップスや靴と組み合わせることで、清潔感と大人らしさを演出することが重要です。
③色使いの失敗
派手な色や柄物のカーゴパンツは、若々しさを狙うあまり子供っぽく見えることがあります。
落ち着いた色合い(黒やネイビーやカーキなど)やアースカラーのカーゴパンツが適しています。
これにより、大人っぽさを保ちながらもカジュアルさを抑えることができます。
④間違った靴や小物・アクセサリー選び
40代男性がカーゴパンツをスタイリッシュに着こなす際に避けるべき履物と小物について、以下のポイントを考慮することが重要です。
避けたい履物
- ボリューム感のあるスニーカー
厚底やダッドスニーカーは、カーゴパンツのカジュアルさを強調しすぎ、全体的にだらしない印象を与える可能性があります。 - サンダルやビーチサンダル
リラックスした印象を与えますが、カーゴパンツとの組み合わせではカジュアルすぎてしまい、よっぽどプライベートな場面以外お勧めできません。特にフォーマルな場面には不向きです。 - 重厚感のあるブーツ
ワークブーツやミリタリーブーツは、選び方によっては全体的に武骨すぎる印象になりかねません。
避けたい小物
- 過度に装飾的なアクセサリー
派手なネックレスや大きなイヤリングは、カーゴパンツのボリューム感と相まって、全体がごちゃごちゃした印象を与えかねません。 - 色合いの不一致
明るすぎる色合いの小物(蛍光色のバッグや派手な帽子など)は調和を欠く可能性があります。 - 過度にゆったりとしたトップス・アウター
トップスやアウターもゆったりとしたものを選ぶとだらしなく見えることがあります。シルエットに気を付けてメリハリを持たせることが大切です。
⑤全身をハイブランドで固めることのリスク
過剰なブランド主義は、逆に野暮ったさを引き起こすことがあります。控えめにハイブランドを取り入れることで、洗練された印象を与えつつ、全体のバランスを保つことが重要です。
例えば、ハイブランドのジャケットに、シンプルな無地のTシャツやカーキ色のカーゴパンツを合わせることで、上品さを演出できます。これにより、過剰な印象を避けつつ、スタイリッシュなコーディネートが完成します。
これらのポイントを踏まえた上で、自分自身に合ったスタイルを見つけることが大切です。
トレンドを取り入れたカーゴパンツのこなれた着こなしテクニック
①カーキカラーで作るカジュアルスタイル
ダークトーンのシャツやニットと組み合わせる
例えば、ダークグレーやブラックのシャツを合わせると、全体的に引き締まった印象になり、シックなスタイルが完成します。
モノトーンでまとめたコーディネート
カーキのパンツに白や黒のトップスを合わせることで、シンプルながらも洗練された印象を与えることができます。特に、白いTシャツやニットと組み合わせると、爽やかさが加わり、春夏にもぴったりです。
ベージュやネイビーとも相性が良い
例えば、ベージュのジャケットやネイビーのシャツを合わせることで、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。特にネイビーは知的な印象を与えるため、大人っぽさを強調したい時に最適です。
- 足元にはスニーカーやローファーを選ぶ
全体的にリラックスした雰囲気を保ちながらも、大人らしいスタイルを実現できます。
③黒カーゴパンツのスマートな着こなし
黒のカーゴパンツは、40代の男性にとってスタイリッシュでありながらカジュアルな印象を与えるアイテムです。
カジュアルスタイル
黒のカーゴパンツに白いTシャツとデニムジャケットを合わせ、足元にはスニーカーを選ぶことでリラックスした印象になります。
このスタイルは友人とのカジュアルな集まりやショッピングにぴったりです。
ビジネスカジュアル
黒のカーゴパンツにグレーのニットセーターとテーラードジャケットを組み合わせることで、オフィスでも通用するビジネスカジュアルスタイルが完成します。
靴はローファーやドレスシューズを選ぶとよりフォーマル感が増します。
アウトドアスタイル
黒のカーゴパンツにチェック柄のシャツと軽量なアウターを合わせることで、アクティブな印象を与えます。ハイキングやアウトドア活動にも適したコーディネートです。
黒は無彩色であるため、多様な色と組み合わせることができます。
特にアースカラー(カーキやベージュ)やモノトーン(白やグレー)との相性が良く、大人っぽい落ち着いた印象を与えます。
また、素材選びも重要で、ストレッチ素材やコットンなど動きやすいものを選ぶことで快適さも確保できます。
④アウトドアシーンでの活用法
- ハイキングやトレッキング
ストレッチ素材のスリムテーパードカーゴパンツを選ぶことで、動きやすさを確保しつつ、スタイリッシュな印象を与えることができます。速乾性のある素材を選ぶことで、汗をかいても快適さを保てます。 - キャンプ
カーゴパンツのポケットを活用して、マッチやナイフ、小型の調理器具などを収納できます。
カーキ色やベージュなどの自然な色合いは、アウトドア環境にも馴染みやすく、おしゃれさを保ちながら機能性も兼ね備えています。 - バーベキューやピクニック
カジュアルでありながらも清潔感のあるスタイルが求められます。シンプルなTシャツと合わせることでリラックスした雰囲気を演出しつつ、ポケットには飲み物や食材を収納できます。 - アウトドアスポーツ
テーパードシルエットのカーゴパンツは、足元がすっきり見えるため動きやすく、スポーティーな印象を与えます。
ウエスト部分が調整可能なデザインであれば、自分の体型に合わせてフィット感を調整できるため快適です。 - 日常使い
カジュアルなショッピングや友人との外出時にも適しています。シンプルなシャツやジャケットと組み合わせることで、大人っぽいカジュアルスタイルが完成します。
このように、40代メンズのカーゴパンツはアウトドア活動では、その機能性とスタイルを両立させることができるため、おすすめです。
④ビジネスシーンでのコーディネート
40代男性がカーゴパンツをビジネスシーンでおしゃれに着こなすためのコーディネートを紹介します。カーゴパンツはカジュアルな印象が強いですが、適切なアイテムと組み合わせることでビジネスカジュアルとしても活用できます。
コーディネート例
1.グレーのジャケットとカーゴパンツ
- アイテム: グレーのテーラードジャケット、細身のカーゴパンツ
- スタイル: 足元には革靴やサイドゴアブーツを選び、全体を引き締めた印象に仕上げます。このコーディネートはビジネスミーティングやカジュアルなオフィス環境に適しています。
2.シャツとニットの重ね着
- アイテム: ボタンダウンシャツ、薄手のニット、デニムテーパードカーゴパンツ
- スタイル: 温かみのあるトーンでまとめ、柔らかい印象を与えつつも、きちんと感を演出できます。オフィスでのランチやカジュアルな会議にぴったりです。
3.カーゴパンツ + ニット + ジャケット
- アイテム: グレーのカーゴパンツ、薄手のニットセーター、ネイビーのブレザー
- スタイル: ニットは体にフィットするものを選び、ジャケットを羽織ることで上品さをプラスします。足元には革靴やブーツを選ぶと良いでしょう。
着こなしのポイント
- シルエットを意識する: スリムまたはテーパードタイプのカーゴパンツを選ぶことで、すっきりとした印象を与えます。
- 色使い: ダークトーンやニュートラルカラー(ブラック、ネイビー、グレーなど)を基調にすることで、大人っぽさと落ち着きを演出できます。
- 小物使い: ベルトや時計などのアクセサリーで上品さを加えると良いでしょう。また、靴もビジネスシーンにふさわしいものを選ぶことが重要です。
これらのコーディネート例とポイントを参考にすることで、40代男性でもカーゴパンツをビジネスシーンでおしゃれに着こなすことができるでしょう。
気になる職場の同僚・異性および家族の反応
40才の男性がビジネスシーンでカーゴパンツを着用することに対する職場の反応は、職場の文化や業種によって大きく異なります。
まず、カーゴパンツはカジュアルな印象を与えるため、フォーマルなドレスコードが求められる職場では不適切と見なされることがあります。
金融機関や法律事務所などでは、スーツやビジネスカジュアルが求められ、カーゴパンツは許可されないことが一般的です。
一方、クリエイティブな業界やIT企業などでは、より自由な服装が許容されることが多く、カーゴパンツも受け入れられる場合があります。
特に、作業着としての機能性が重視される環境では、カーゴパンツのポケットの多さや動きやすさが評価されることがあります。
女性の意見としては、職場ファッションにおいて清潔感や上品さが求められるため、カーゴパンツはカジュアルすぎるとされることが多いです。
しかし、適切なコーディネートを行うことで、ビジネスカジュアルとして受け入れられる可能性もあります。
例えば、テーラードジャケットや襟付きシャツと組み合わせることで、全体のバランスを整えることができます。
部下や上司の反応については、職場の文化や個人の価値観に依存します。
伝統的な価値観を持つ人々からは否定的な意見が出ることもありますが、最近のトレンドとしてオフィスカジュアルの範囲が広がりつつあるため、柔軟な対応が求められることもあります。
- シンプルでダークトーンのカーゴパンツは、大人のカジュアルスタイルとして好まれる傾向があります。
- カーゴパンツを他のアイテムとどれだけ上手に組み合わせているかが理解度に影響します。
- 40歳男性のカーゴパンツファッションに対する理解度は、「70%から80%」程度と評価される可能性があり、アイテムとして認める傾向は高いようです。
いまなら40代メンズにおススメの人気ブランド9選
40代男性におすすめのトレンドでブランドのカーゴパンツを9選紹介します。
カーゴパンツは、カジュアルさと機能性を兼ね備えたアイテムで、年齢に関係なくスタイリッシュに着こなすことができます。以下に、特に注目すべきブランドとその特徴を挙げます。
① [BEAMS HEART] M-47セミワイドカーゴパンツ
M-47カーゴパンツのモチーフにトレンド要素を落とし込んだひと品。ストレート気味のシルエットが特徴で、洗練されつつカジュアルな雰囲気を漂わせます。シンプルながらもこだわりが光るデザインです。
② [THE NORTH FACE] クラスファイブフィールドパンツ
キャンプなどアウトドアシーンで活用できるソフトシェルカーゴパンツ。両サイドにハンマーなども収納できる大容量のカーゴポケットを備えるほか、合計7つのポケットで高い収納力が特徴です。
③ [EDWIN] ジャージーズ スリムカーゴパンツ
高級感のある素材と、野暮ったさを抑えた仕様のカーゴタイプボトムなので、ジャストサイズのTシャツでややきっちり目のカジュアルスタイルにお使い頂けます。
④ [DIESEL] テーパードフィット ジョグカーゴスタイル
コンテンポラリーな雰囲気を醸し出し、独特の存在感を放つカーゴデニムパンツ。裏地はスウェット織りで作られ、快適な穿き心地が自慢のジョグジーンズ。ウエストはゴムバンド仕様でドローコードも付属。
⑤ [Y-3] ベルト付き カーゴパンツ
裾にはカフを配してゆったりとした雰囲気を保ちながら、ポケットのデザインでワークウェアの雰囲気をプラス。
リサイクルポリエステルを採用した、ジャージーの様な快適な履き心地に仕上がっています。
⑥ [MNML] カーゴパンツ フレアパンツ メンズ
mnml ミニマル から展開する「FRONT ZIP FLARE CARGO PANTS」。シンプルかつモダンなデザインを得意とするミニマル。ブーツカットが魅力のカーゴパンツが登場。ウォッシュ加工したツイルコットンがヴィンテージ感を演出。
⑦ [DICKIES] WP595 TWILL CARGO PANT
Dickies FLEX レギュラーフィット ストレートレッグ カーゴパンツはウエストより少し下に位置し、従来のフィットで太ももにかけてストレートレッグです。 動きやすさのために柔軟性のある丈夫なポリエステル / コットンツイルワーククロスから作られています。
⑧ [Johnbull] ストレッチカーゴパンツ
生地にはJohnbullオリジナルのストレッチコットンクロスを採用し、ストレスフリーなクセになる穿き心地です。しっかりとした生地感はそのままにオールシーズンで活躍する万能な1本に仕上がっています。
⑨ [TAKEO KIKUCHI] フルレングスパンツ テーパードカーゴパンツ
キックバックがよい、TCのツイル素材を使用。
程よい肉感なので、オールシーズン着用可能です。トレンドのカーゴパンツ仕様、ゆるやかなテーパードシルエットに仕上げました。
これらのブランドは、それぞれ異なるスタイルや機能性を持っており、40代男性でもトレンドを意識しながら自分らしいコーディネートを楽しむことができます。
特に、シルエットや素材選びに注意することで、大人っぽく洗練された印象を与えることができます。
まとめ
40代以上の男性のおしゃれの基本は、きれい目でタイトにすっきりまとめるということがすべてのコーディネートに共通することです。
今回のカーゴパンツも、40代の方が若かりし頃楽しんだスタイリングでは今のトレンドに合っていないということはまず認識することがたいせつですね。
ポイントは
- 全体的にスリムなシルエットにこだわる
- 落ち着いた色合い(黒やネイビーやカーキなど)を選ぶ
- 重ね着などほかのアイテとの散り合わせは色数を2色以内に抑える
- ストレッチ素材を使用した細身の動きやすさを保った素材
などのポイントを十分生かし、ビジネスシーンやカジュアルにカーゴパンツを自由に活用して自分にあったコーディネートを楽しんでください。
コメント